【エディマン】鵺(ぬえ)の鳴く夜を正しく恐れるためにプレミアムバージョン
いよいよ発売開始された『鵺(ぬえ)の鳴く夜を正しく恐れるために』ですが、来年1月から店頭に並びます。
ところでこの本には「プレミアムバージョン」がございます。
画像にアップされてるバージョンです。
タイトルがレインボーの箔なのですがこれがちょっと読みにくいとのことで
白く修正したバージョンが店頭に並びます。
19日に初めて完成品を見ました。
妖怪「鵺(ぬえ)」は顔は猿で足が虎で尻尾が蛇などと、見る角度によって様々なものに見えてしまう。
その鵺を表すために光を当てるといろんな色に見えてしまうレインボー箔にしています。
この「プレミアムバージョン」の方がコンセプト的には合っていて、作品としてはこっちの方が面白いと思うんだけど、
実際に本屋の棚に入った時に読みにくいのも確かで、店頭バージョンは白の文字になるのも分かる。
このレインボー箔のカバー表紙バージョンをプレミアムバージョンとして200部のみ限定販売します。
早い者勝ちです(笑)。
プレミアムバージョンは
・新宿ベルク
・模索舎
に置いてあります。
新宿に近い人はこちらで入手できますね。
エディマン公式サイトに購入フォームあります。
是非お買い求めください。
【Cafe T's pal Collassez】北上尾カフェ ティーズ パル コラッセに線譜常設展示してます
北上尾PAPAのすぐ近くにオープンした「Cafe T's pal Collassez(カフェ ティーズ パル コラッセ)」に線譜とポストカードあります。
住所:埼玉県上尾市久保65-1サニーヒル小川 102
TEL:050-3593-3378
営業時間
カフェ&ランチ 11:00〜16:00
ライブ&
オープンマイク 18:00〜21:00
(イベントにより開始時間が変わる場合がございます)
定休日 火曜日
(祝日の場合は営業いたします。翌日の水曜がお休みとなります)
→カフェ ティーズ パル コラッセのブログでも線譜展示の記事を紹介して頂いております。
いま展示されてるのは
線譜『Real FantASIA #04』
展示作品は時折入れ替えます。
是非、くつろぎにいらしてください。
【エディマン】鵺(ぬえ)の鳴く夜を正しく恐れるために/稲葉剛
『鵺(ぬえ)の鳴く夜を正しく恐れるために――野宿の人びととともに歩んだ20年』
著者は、野宿者支援・生活保護問題で長らく活動を続けている稲葉剛さん。
192ページ、定価は1700円(税別)、エディマン発行、新宿書房発売。
→チラシPDF
装丁画を担当させていただきました。
線譜『新宿鵺(しんじゅくぬえ)』
稲葉さんとは新宿西口地下道で出会いました。1995年かな。
当時彼はまだ東大の院生、色白で大きな瞳と赤い唇が印象的で、可愛いらしいというか、いわゆる「活動家」らしくない感じでした。
新宿西口地下道で段ボールハウスに絵を描いていたのですが、野宿してる人たちをはじめ、そんなにおしゃべりをいっぱいしてたワケではなく、許可をもらった段ボールハウスにただひたすら描き続ける日々でした。
それでも同じ場所に居た人たちとはどこか見えない繋がりみたいなものを感じていました。
特に強制撤去(96年1月24日)直前はただひたすら無言で描いている僕たちに「ありがとな」と声をかけて通り過ぎてく野宿のおっちゃんとかいたり、
「撤去反対」とは一言も言わなかったし、
「撤去反対」のテーマを絵にすることもなかったけど、
撤去される側の「目に見えない言葉にもならない、だけどある意志の繋がり」を強く感じました。
強制撤去以降はいろんな人と話すようになりました。ベルクの副店長兼写真家の迫川尚子さんとは強制撤去直後に出会いました。
稲葉さんとも徐々に話すようになって、彼が企画した東京都市博反対のイベント『都恥博』に参加しました。
通称「B通路」の路上に段ボールを敷き詰め、ライブペインティング。舞踏家の酒井敦さんが白塗りで踊りながら描いている段ボールの上に乗ってきて、僕らは酒井さんの体に絵を描いていきます。
当時は描くというより「ぶちまける」と言ったほうがいいだろうか。
突起物を打楽器にして鳴らす人たち。
混沌とした一体化。
通路、段ボール、突起物、路上にあるものを使った「原初のまつり」のような状態になりました。
画像はその時の模様です。
真ん中で踊っているのが酒井さん、そのすぐ近くにいるのがこれ、僕だと思うんです。
奥の方に写ってるのが突起物。
突起物に写真を貼って写真展もやっていたんですね。
路上を占拠してライブペインティングした巨大な段ボール絵を、西口地下広場、通称「インフォメ前」に移動し、そこに置きっぱなしで何日かかけて完成させました。
その間、僕たちは地下道をアトリエにしたことになります。
それは「制作による路上スクワット」でした。
完成された絵は96年の新宿夏祭りのステージに設置されました。
その直後に僕は突起物に顔を描いて逮捕されます(笑)
そう言えば今思い出したけど、稲葉さんは『都恥博』で「僕を駆り立ててしまったのでは?」とちょっと自責の念をもたれた、みたいなことをおっしゃっていましたわ(笑)
大丈夫ですよ(笑)
突起物に対しては一ヶ月以上前からそこに埴輪を被せる計画をして制作してました。それを実行する日がたまたま『都恥博』の直後だったんです。
いやしかし凄いハードスケジュールでいつ寝てたんだろうって思う(笑)
いろんなことが新宿西口地下道ではありました。
当時あの場所に居た人たちは今でもとても特別です。そんなに話したことなくても「同じ釜の飯を食べた仲」のようなものを感じています。
当然、稲葉剛さんにも思い入れがあります。
そんな新宿西口地下道での様々な出来事や、新宿という大都市の空気感や匂いを思い出しながら描いたのが線譜『新宿鵺(しんじゅくぬえ)』です。(2014年10〜11月)
新宿には巨大な妖怪『鵺(ぬえ)』が居る。
地下道には小さな精霊たちがいっぱい居ました。
僕は精霊たちと絵を描いてました。
いえ、本当なんです。
地下道に棲む精霊たちが僕に寄って来てくれると調子良く絵が描けたんです。
この「霊のようなもの」を感じて以来、僕はずっと「霊のようなもの」を追いかけることになるのです。
稲葉さんと僕の共通してる点は20年前と同じことをしぶとく続けているところだと思ってます。
彼は野宿者支援、僕は絵。地道にコツコツと続けてる。
やってることの具体性は違うけど、「あり方」は似たところあるような気がしてます。
20年経った今、「本」という場で再会できたことを嬉しく思います。
エディマン編集者の原島康晴さん、このような機会を作っていただき有難うございました。
編集者のエディマン・原島康晴さんのブログ
→『鵺(ぬえ)の鳴く夜を正しく恐れるために』その1
→『鵺(ぬえ)の鳴く夜を正しく恐れるために』その2
「その2」では僕について書かれています。
ぜひ、
ひとつお手に取って頂けると幸いです。
(お知らせ)
ドロップアウトTVの遠藤大輔さんと稲葉剛さんが始めたネットTV「ボトムアップチャンネル」。
2014年12月19日(金)20〜21時は稲葉さんの著書『鵺の鳴く夜を正しく恐れるために』の編集者、エディマンの原島康晴さんと僕が出演します。
【FLATFILE】 Nagano Art File 2014 “ART FOR SALE”
長野にゆかりのあるアーティスト約40名によるグループ展。
全ての作品はFLATFILEのフレームに額装され展示販売します。
Nagano Art File 2014 “ART FOR SALE”
2014.11/29sat〜12/20sat
open木金土曜日11時〜17時
在廊はしませんが、線譜『空飛ぶ心』出展しております。
画像にちょこっと写ってます。
長野市桜枝町883
artspaceFLATFILE
09093596167(モリヤ)
http://flatfile.jp/
【 山小屋HAPPY PROJECT!!】会うと幸せになれる「セーラー服おじさん」スペシャルトーク「理系が語るHAPPY論」
いま、ネットで話題騒然!
LINEのスタンプも人気のあの「セーラー服おじさん」が
埼玉県上尾市にやってきます☆
会うと幸せになれる「セーラー服おじさん」スペシャルトーク「理系が語るHAPPY論」
日時:11月15日(土)18:00 - 20:00
会場:アウトドアカフェ山小屋
料金:大人¥2,000(1ドリンク付き)、高校生以下¥1,500(1ドリンク付き)
TeamUttocoのイベントページよりイベント紹介テキストを引用させて頂きます!
セーラー服おじさん
本名・小林秀章さん
早稲田大学理工学部を卒業され、大手企業のエンジニアとして日々お仕事していらっしゃいますが
小林さんを有名にしたのは、セーラー服!
「会うと幸せになる」
という都市伝説?が
女子高生たちのツイッターなどで広まり、一躍時の人に☆
その姿からは想像できないほど語学堪能、かつ、
宇宙や物理や哲学にアート、
どんな話もとても分かりやすく解説される語り口。
その才能を買われ、大手進学塾の特別講師もされています。
小林さんの魅力は、その”ギャップ萌え”なんじゃないでしょうか。
そんな小林さんには、このイベントのキーワードである「Happy」を理系でお話して頂きます。
聞き手はセーラー服以前から小林さんと交流のある地元上尾の画家、私、武盾一郎です。
!こんな方に聴いてほしい!
今回のトークショーは「理系が語るHAPPY論」
理系大好きな学生諸君はもちろん
理科や数学はちょっと苦手なアナタにも、ぜひ足を運んでいただきたい。
料金設定に学割をあえて加えたのは、主催である山小屋さんの
「ぜひ、学生さんにも聴いてほしい!」
という熱い思いがあったからこそです。
どなたにも分かりやすく、興味深い理系的観点から
HAPPYを語ってくれます。
質問タイムや、フォトセッションタイムも予定していますよ☆
もちろん、学生さん以外でも、保護者世代の皆様にも
これからの自分の生き方を変えちゃうような、気付きや感動を与えられるコンテンツであると確信しています。
夜の開催ですし、親子でいらっしゃるのも良いですよね^^
山小屋で、皆様と一緒にセーラー服おじさんのお話を聴くことを、とてもワクワクと楽しみにしています。
驚きと感動を、ぜひ共有いたしましょう♪
☆お申し込み・お問い合わせ先☆
山小屋さんの店頭またはお電話
048-729-5814 で受付中です。
お電話はランチタイムを避けて、午後2時半以降が比較的繋がりやすいので、ご理解ご協力の程、お願いいたします。
【ガブリエルガブリエラ】第1話コレクション 『塔の上のヴァイオリン弾き ─ ダニエルの物語 ─』
この度、ポオ エ ヤヨ(細密画・詩)さんとコラボーレーションユニット『ガブリエルガブリエラ』を発足させました。
この世である12月世の平行世界、「13月世」の物語を絵画・ジクレー版画・オブジェで展示販売してゆきます。
元気を維持するために
または、心がちょっと疲れた人のために
魂を洗ってあげることができたならそんな想いを籠めて
あなただけの宝物となるような
そっと覗いて
ほっと癒されるようなそんな世界をあなたに贈ります
(ガブリエルガブリエラからのご挨拶より)
ガブリエルガブリエラは物語系コンセプチュアルアートです。
作品には物語があります。その物語がまた物語で繋がってゆきます。
一点でも楽しめますが、それら作品が物語のひとつの点となっています。
Twitterとfacebookとブログで告知して行きますが、これら自体がWEBインスタレーションとなっています。
・Twitter:@G_G_jp
・facebookページ:GabrielGabriela.jp
・ブログ:13月世の物語
Twitterでは影の女王チェーニの一番弟子、毛虫のピッピにご注目ください。
ガブリエルとガブリエラ
ガブリエルとガブリエラは13月世の住人です。物語のアイコン的な存在で神社仏閣の狛犬や阿吽像のように 神聖な空間への境界に位置します。
ガブリエル(左)は美しい虹色蝶、ガブリエラ(右)は優しい月蜉蝣です。
ガブリエルの背景は「ガブリエルとガブリエラについて」をご覧下さい。
ガブリエルとガブリエラは13月世の住人ですが、12月世(この世)でそれを感じる人もいます。
12月世の6歳の少女 ミレットが
ガブリエル、ガブリエラと会話をしていた
という記述が残っています
(ガブリエルとガブリエラについてより)
そして13年後、この少女が19歳になった1997年9月17日の満月の夜、彼女は忽然と姿を消してしまいます。
フェティッシュな作品と13月世の平行世界、それらを行き来する物語で展開する「ガブリエルガブリエラ」をどうぞお楽しみください。
第1話コレクション『塔の上のヴァイオリン弾き ─ ダニエルの物語 ─』
ダニエルは 塔の上
月夜に歌う ヴァイオリン
三日月魚は 塔の底
愛し音色に 涙する
333333日目 三日月夜
涙池に泳ぐ 塔槽の月魚
詩から始まる物語の世界。
代官山・アートラッシュ『箱庭』展にて、ガブリエルガブリエラ第1話コレクション『塔の上のヴァイオリン弾き — ダニエルの物語 —』を出品します。
会期:2014年10月29日(水)〜11月10日(月)
時間:11:30〜20:00(最終日17:00まで)
定休日:火曜日
ガブリエルガブリエラの世界をぜひ。
他作品画像はコチラでご覧になれます。
【ギャラリー オル・テール】2014年「トンドの夢想家達」展 vol.2
(オブジェ線譜『13月の夜想曲』)
昨年参加させて頂きましたギャラリー オル・テール企画「トンドの夢想家達」展−vol.2、今年も参加させていただきます。
方形絵画は、歴史的に見て建築物の属性で現世的・地上的であり
(たとえ天上的神話がテーマの作品であっても)、
重力に縛られている。
逆に円(トンド)は、球・天体・宇宙空間に通じ、
大いなる自由な夢想を喚起させるだろう
2014年「トンドの夢想家達」展 vol.2
会期:2014年11月1日(土)、7日(金)、8日(土)、14日(金)、15日(土)、21日(金)、22日(土)、28日(金)、全8日間
**金曜・土曜のみの開場
時間:13:00〜19:30
会場:ギャラリー オル・テール
参加予定作家
浅野勝美・泉谷淑夫(賛助出品)・井関周・伊豫田晃一・江崎五恵・大森伸樹・岡田富士子・柏田忠・岸塚正憲・北見隆・桑原聖美・坂上アキ子・佐々木優衣・須川まきこ・高田美苗・高松潤一郎・高松ヨク・武盾一郎・多賀新(賛助出品)・田中信子・田谷京子・中川知洋・中嶋清八・中村ちとせ・野瀬昌樹・長谷川桑知子・林由紀子・比留間友香・藤川汎正・堀内信ノ介・百瀬靖子・渡邊光也 (アイウエオ順・敬称略)
僕は2013〜2014にかけてなぜかやたら時間がかかった56×76cmの線譜を中心にいくつか展示します。
繰り返される音とリズム
繰り返しは割り切れない数の「13」
複雑さを増して ノイズが広がり
そこからまた小さな秩序 〜旋律〜 が生まれる
めくるめく巡る楽曲
線譜『13月のロンド』
こちらの小作品も出展する予定です
『おやすみなさいのアンビエント』
去年、縁あって参加させていただいたのですが、これがまた本当に面白い展示でした。
出展者だけど観る側になって楽しめちゃいました。
去年トンド展はコチラ。
今年も楽しみです。