被災地子ども向けワークショップの経緯

5月21日(土)宮城県山元町で催されるニコニコ音楽祭で子ども向けワークショップして来ます。


<経緯>


【子ども美術「DADA教室」】

1996年より2人で共同主宰している「DADA教室」。場所はさいたま新都心駅より徒歩13分「平和台会館」。


2010年10月〜2011年3月僕はYUKOちゃんの産休代理でこの教室を手伝ってました。
3.11の東日本大震災があり教室を1回延期にしました。


◇3月20日

その時、気になっていた事は2点ありました。
・教室の代替日をいつにしようか
さいたまスーパーアリーナ福島県双葉町の人たちが避難してきた


そんなとき、子供用のクレヨンや画用紙が必要な救援物資として上がってる情報をネットで見かけたのです。

さいたまスーパーアリーナから これからくる人で何か持って来れる方 オムツはかなりあるそうです 不足は子供の靴下とパンツ クレヨンや折り紙など 今の時点では欲しいとのこと
http://twitter.com/#!/tonboku/status/49274440160264192


小林すみこちゃんと「何か自分たちにも出来ないか」となんとなく話しました。
十年以上のDADA教室のキャリアも活かせるし、僕も神戸の被災地に行って頑張ったんだけど上手くいかなかった苦い体験があり、それが今度は活かせるかも知れない思ったのです。

すみちゃんが問い合わせてみた所、物資もボランティアは受け付けてないので、ワークショップも出来ないという話しだったのです。

【被災地以外の方へ】さいたまスーパーアリーナ21日/ボランティアや物資の受付はしていません。物資は送付でも持ち込みでも断っているそうです。担当者は「直接来る人が多く、対応しきれていないので、ご理解を」 http://bit.ly/hW5pV7
http://twitter.com/#!/Asahi_Shakai/status/49744279396028416


◇3月24日

一方でJリーグによる子ども支援が行われました。
被災の子らと浦和&大宮選手ミニゲーム
土のグラウンドに子供たちの笑顔、スーパーアリーナに避難した双葉町

24日、さいたま新都心のけやき広場2階デッキにて、東北地方太平洋沖地震の影響でさいたまスーパーアリーナに避難している子供たちを対象にした『ハートフルサッカー』が行なわれた。今回のハートフルサッカーは大宮アルディージャも参加して開催された。
http://www.urawa-reds.co.jp/tools/page_store/news_6737.html


一般と有名は窓口が違う、有名だと役に立てる。無名だと役に立てない、というか受け入れてもくれないという仕組みにやっぱりがっかりしました。
そりゃそうだよね。巨大で有名でお金がある所がボランティアをした方が効果も高い。

どこにも属さない個人の気持ちなんて意味もないし何の力にもならない。とがっくりしていました。


僕は3月で子ども教室手伝いが終わりました。子供と関わる仕事も終わりかなあ、なんて思っていました。
そんな折り、すみちゃんから連絡が入りました。友人が石巻にボランティアに行っていて「元気研究所」というボランティアのコーディネイトをしている、と。子供向けのワークショップはもの凄く求められている、というのです。
ならば交通費カンパを募って行ってみようか、という話しになりました。


HOUSE de ART 立川
立川の米軍ハウスに住んでる一角の人たちが自宅を開放したお祭り。
ここに出展して何かワークショップ的なものをやって交通費カンパを募ってみようかということになりました。


◇5月2日:打合せ:フェイスペインティングで石巻に行く交通費のカンパを募り、僕は公開制作を、すみちゃんはアクセサリー売りをしようということになりました。いざという時に手頃な値段の売り物がないのは辛いなあと思いました。


◇5月7〜8日
HOUSE de ART 立川


『HOUSE de ART』に出展しフェイスペインティングをして被災地での子供ワークショップ交通費カンパを募りました。
被災義援金を募るのではなく「僕たちの活動(被災地子供ワークショップ)への交通費支援」を呼びかけたのです。
カンパ集まるのかなあと思ってたのですが、1人の子供のほっぺたにペインティングすると次々と集まって来ました。


7日: 5,246円
8日:10,309円
合計:15,555円


これはもう行くしかないので、今月に行って来ます。


◇5月14日:打合せ:石巻行きの詳細確認。

5月21日(土)宮城県山元町で催されるニコニコ音楽祭で子ども向けワークショップだけは決まっているけど、あと現場で何が出来るかを見て回ろうということになりました。
この子供ワークショップは長いスパンで取り組んで行きたいと考えています。


報告とプロジェクトコンセプトは戻って来てからエントリーします。


◇5月19日

新宿西口発夜行バスで仙台に向かいます。

                                                                              1. +

被災地子ども向けワークショップの経緯
被災地子ども向けワークショップの準備
▷被災地活動 5.19-28 その1『子供向けワークショップ編
▷被災地活動 5.19-28 その2『石巻大街道編
▷被災地活動 5.19-28 その3『網地島編