芸術労働者宣言からベーシックインカムへ
▶『芸術労働者宣言』
(日刊デジタルクリエイターズ:画家よ生きてくれ!クリエイティヴ・レイバー(芸術労働者)宣言(2010年9月8日)を一部修正)
▶『Art(ist)とベーシックインカム(前編)』(2010年10月21日)
▶『Art(ist)とベーシックインカム(後編)』(2010年10月29日)
(BI・実現を探る会:BIメールニュース)
▶『シラフで再考「ベーシックインカム」』(2009年6月10日)
(日刊デジタルクリエイターズ)
▶「ベーシックインカム」について酔っぱらいかく語りき( 2009年5月20日)
(日刊デジタルクリエイターズ)
「労働」という単語が大嫌いでした。
なんでだろう?
労働とは「辛くて嫌なことを我慢してやるもの」というイメージだったのでしょう。
一生のうちに最も長い時間を、なぜ人は辛くて嫌なことに捧げるのだろう?
生きているって、それじゃあどういうことなんだ?
そんなふうに思春期は考えていたのでしょう。
淡々とコツコツと報われず孤独に毎日働く「労働」のイメージは恐怖の地獄絵図だったのです。
そんな人生だけは歩みたくない、と思ったものです。
ところが、現在、思春期に描いた「恐怖の地獄絵図」にピッタリとはまってしまう毎日を過ごしているのです。
毎日、ひとりで、コツコツと報われるかどうかもわからない絵を描いているのです。
これこそ僕のイメージしてた「労働」。
人生とは不思議すぎます。
「僕はれっきとした労働者ではないでしょうか?」
と投げかけることによって、
「全ての営みは労働である」
ということが浮かび上がらないだろうか。
ということです。
画家としてアーティスト活動を始めてから15年。現在42歳。アーティスト活動開始が27歳。アート・アカデミズムを経ずストリートから。